中央本線笹子,初狩付近

1971年(昭和46年)

 

 1965年(昭和40年)頃より、国鉄の主要幹線の電化も進み、電車特急、急行が頻度高く走るようになりました。1971年(昭和46年)の中央本線(中央東線)には電車特急「あずさ」、電車急行「アルプス」が走っておりました。

 

中央線経由長野行下り普通423レ 初狩〜大月 1971-2

 

 普通列車も電車化され、客車を機関車で牽く列車はごく僅かになっていました。昼間は新宿から中央線経由長野行下り普通列車423レのみでした。新宿11時35分発、長野23時13分着でした。

 2月のある日、友人と河口湖あたりで1泊、富士急行、笹子駅辺りでの中央線をねらい、初狩駅付近で、この列車をキャッチしようと待ち構えておりました。EF13に牽かれた423レがやってきました。暖房車をつないでおりました。暖房用の蒸気を発生するための暖房車は当時、殆ど見かけられなくなっていました。旅客用電気機関車には暖房用ボイラーか、電気暖房用電源装置が搭載されておりましたので、必要ありませんでしたが、貨物用のEF13には搭載されておりませんでした。

 

中央線経由長野行普通423レ 初狩〜大月 1971-2

 

 423レが甲府に向かって走ってゆきます。機関車の次位に暖房車がつながれているのを見ることができます。

 

特急「あずさ3号」6005mレ松本行  初狩〜大月 1971-2

 

 中央東線の女王、特急「あずさ」は、上越線特急「とき」と共通運用でした。181系10両編成で、グリーン車2両、食堂車を連結した豪華編成でした。

 

急行「アルプス4号」406Mレ信濃森上発新宿行  初狩〜笹子 1971-2

 

 急行「アルプス」は特急「あずさ」と共に中央東線の遠距離旅客列車の主力で、165系電車12両編成、半室のビュッフェもありました。

 

 

急行「アルプス5号」1404Dレ糸魚川発新宿行  初狩〜大月 1971-2

 

 急行「アルプス」でも、大糸線糸魚川、小海線、富士急行線に直通するものは気動車キハ58で運転されていました。

 

上り普通542M レ甲府発高尾行  初狩〜笹子 1971-2

 

  高尾〜甲府間の普通列車は70系電車でした。

 

ED61重連牽引下り貨物列車  初狩〜大月 1971-2

 

 ED61重連で牽引の貨物列車が登ってきました。25パーミルの急こう配が続く、八王子〜甲府間で重量貨物を重連で牽くための機関車で、回生制動付でした。

 

 電車が主力の現在につながる鉄道近代化がなされる一方、長距離の客車列車はほとんど、消えて行きました。残り少ない長距離普通列車で、かつ、一世代前の遺物とも思われる暖房車を伴って走る423レは当時、ファンに注目されていたと思われます。その姿と当時の花形列車も併せて 、ご覧頂きたいと思います。

 

 謝辞

 このページ作成にあたり、友人のT.Sさん、M.Tさんんから貴重なアドバイスを頂きました。

 深謝いたします。

 

  (2010-4-30)


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