都電19系統(昭和45年-1970年)

東京都電は41系統まであり、主に山手線内から、下町にかけ、縦横に走っていました。昭和30年代初めには青山に住んでいたこともあり、9系統渋谷、青山ー水天宮浜町、10系統渋谷、青山ー神保町など、良く利用したものです。特に、9系統の車掌の「水天宮、浜町河岸までまいります」なんていう案内は耳に残っています。都電の特徴は急坂を登り、下りするところです。特に、飯倉片町の坂、神楽坂等はすごかったと思っていました。電車自体は大阪市電、京都市電などに比べ、私見では、やや見劣りがすると思いますが、沿線の変化は実に変化に富んでいました。自分の活動範囲のせいか、山手線内の南西側、1系統三田線から12系統新宿線、13系統新宿裏線の間はなんとなく、ファミリアでしたが、それから北東側は私にとって未知の世界でした。でも、神田明神の前の坂を登る19系統はなにか、気にかかっていました。昭和45年(1070年)秋1 2月、重い腰を上げ、撮りに行きました。

神田明神前の3176、通三丁目行

神田明神前の3214

神田明神前6093、駒込駅行

神田明神に向け登る7074、王子駅行

東大前の6086、王子駅行

東大前の6076、須田町行

東大前7075、通り三丁目行き

19系統は日本橋高島屋の近くの八重洲通りと中央通りの交差点の通三丁目から須田町、神田明神前

東大前から駒込駅、王寺駅に達する路線で、神田明神前の坂を武蔵野台地に上るところが見どころでした。

 

以上、30年前の秋の日の都電19系統です。

 

[2003/9/12」

 


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